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ドラム式洗濯機の選び方とお手入れ完全ガイド

ドラム式洗濯機は節水・節電性能に優れ、衣類をふんわり仕上げる人気の家電です。しかし、縦型とは構造が異なるため、使い方やお手入れのコツを知らないと「乾きにくい」「におう」といったトラブルも起こりがち。本記事では、ドラム式洗濯機のメリット・デメリット、選び方、掃除・メンテナンス方法までを詳しく解説します。購入を検討している方や、すでに使っている方にも役立つ情報をまとめました。


【目次】

1.ドラム式洗濯機の特徴とメリット
 ・1-1 節水・節電に優れた構造
 ・1-2 衣類にやさしい乾燥方式
2.ドラム式洗濯機のデメリットと注意点
 ・2-1 設置スペースと重量の問題
 ・2-2 カビやにおい対策の重要性
3.ドラム式洗濯機の選び方
 ・3-1 容量と機能の選定ポイント
 ・3-2 人気メーカーの特徴比較
4.ドラム式洗濯機のお手入れ方法
 ・4-1 洗濯槽・パッキンの掃除手順
 ・4-2 フィルター・排水口の定期ケア
5.ドラム式洗濯機を長持ちさせるコツ
 ・5-1 洗剤量と使い方の工夫
 ・5-2 定期メンテナンスのタイミング


1.ドラム式洗濯機の特徴とメリット

ドラム式洗濯機は、水平ドラムを回転させて衣類を持ち上げて落とす「たたき洗い方式」を採用しています。この構造により、縦型よりも少ない水量で効率的に汚れを落とすことができ、節水効果は最大で約50%といわれます。また、ヒートポンプ乾燥を搭載したモデルなら、低温でやさしく乾燥できるため、衣類の傷みや縮みを防止。省エネ性能も高く、電気代の節約にもつながります。さらに、ドラム式は洗濯から乾燥まで全自動で行えるモデルが多く、忙しい家庭や共働き世帯にも人気です。


2.ドラム式洗濯機のデメリットと注意点

一方で、ドラム式洗濯機にはいくつかの注意点もあります。まず、縦型に比べて本体サイズが大きく重量も重いため、設置場所に制限があるケースがあります。特にマンションやアパートでは、搬入経路の確認が必要です。また、構造上ドアパッキン部分に水分や汚れがたまりやすく、放置すると黒カビや嫌なにおいの原因になります。さらに、乾燥機能を使う際はフィルター掃除を怠ると乾燥効率が低下し、時間と電気代がかかることも。日常的なお手入れを心がけることが、快適に長く使うためのポイントです。


3.ドラム式洗濯機の選び方

ドラム式を選ぶ際は、まず家族構成に合った容量を選ぶことが重要です。1〜2人なら7kg前後、3〜4人なら9〜10kg、5人以上なら11kg以上が目安です。また、乾燥機能には「ヒーター式」と「ヒートポンプ式」があり、電気代の安さを重視するなら後者がおすすめです。メーカーごとの特徴も比較ポイントで、日立は「風アイロン」でシワを抑え、パナソニックは「ナノイーX」で除菌・消臭効果を強化。東芝は静音設計に優れ、シャープはプラズマクラスター機能が人気です。目的に応じた機能を見極めることが満足度を左右します。


4.ドラム式洗濯機のお手入れ方法

ドラム式は定期的な掃除が欠かせません。まず、洗濯槽は月に1〜2回「槽洗浄コース」または市販の洗濯槽クリーナーを使用します。ドアパッキン部分はカビが発生しやすいため、柔らかい布で水分を拭き取り、乾燥を保つことが大切です。また、乾燥フィルターは毎回の使用後にホコリを除去し、排水フィルターは週に1回ほどチェックを。忘れがちな排水ホースやトレイ下もカビの温床となるため、定期的に掃除しましょう。これらのケアを怠ると臭いや乾燥効率の低下を招くため、こまめな清掃が長持ちの秘訣です。


5.ドラム式洗濯機を長持ちさせるコツ

ドラム式を長く使うためには、正しい使い方も重要です。まず、洗剤や柔軟剤は「ドラム式専用」のものを使用し、指定量を守ること。入れすぎは泡残りやカビの原因になります。洗濯物は詰め込みすぎず、7〜8割を目安に。終了後はドアを開けて内部を乾燥させると、湿気やにおい対策になります。また、年に1回は専門業者による分解洗浄を行うと、内部のカビやホコリを徹底除去できます。定期的なメンテナンスを続けることで、ドラム式洗濯機の性能を最大限に引き出し、清潔で快適な洗濯を実現できます。


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